あわてないために準備を完璧に

 

まず姿見の鏡を用意します(これってキレイに仕上げるための基本中の基本ですよね)。そして必要な小物類をすぐ手にとれるよう、椅子などの台を鏡の脇に置いておきます。着付けをしながらバタバタしないように、小物は完璧にきちんと台の上にそろえておきましょう。

 

この準備が美しい着付けへの第1歩、決して甘くみてはいけません。袴の着付けに必要なものは、裾よけ・肌襦袢・長襦袢・着物・袴・足袋。長襦袢&裾よけの代わりに着物用下着ワンピースでもOKです。

 

小物類は、衿芯・半幅帯・ゴムベルト・コーリングベルト・だて〆・腰ひも最低2本・前板1枚が必要となります。

 

着付け下準備の流れは、

  1. 衿芯を長襦袢の半衿に差しこむ(裏側に差しこんでいく)。
  2. 長襦袢のうしろ中心線をつまみ、衿芯が左右対象に入ったか確認する。
  3. 先に足袋をはいておく。足袋には糸ループが2本ずつあるが、いちばん下のハゼ(留め金)だけゆるく、残りはきつく留めると足袋の形が美しく仕上がる。
  4. 着物の衿は、うしろの部分を内側に半分に折る。
  5. 背骨にあたる部分を中心線として、折った衿を5㎝幅で縫いとじる。衿裾に向けて袴を広げて着ていくため、5㎝以上は縫わないように気をつける。また表地に縫い目が出ないように注意する。