腰ひもづかいが着崩れ防止のコツ

 

ベースとなる長襦袢の着方は、これでほぼわかりましたね。どんな着付けももの作りにもいえることですが、基礎・土台が雑では絶対にいい作品として完成しません。長襦袢はきっちり、正しく身につけましょう。

 

以下、以降のステップに進みます。

 

5:腰ひもを結んでおはしょりにするが、あまり強く締めないこと。締めすぎると、あとで気分がわるくなる可能性大!苦しくならない締め方のコツは、腰ひもをうしろでクロスさせて前にもってくるさい、ひもが両脇に位置にきた段階で初めて瞬間的にグッと締めること。

 

6:長襦袢の左右、脇下にある開き“身八つ口”から手を入れて、背中のたるみ部分をトントンと軽くたたいて落とす。

 

7:上前と下前の間に2本めの腰ひもを通し、左側は左脇下の身八つ口から出してうしろへ回す。さらに右側の腰ひもとクロスさせて前で結ぶ。着崩れを防ぐため、バストの上に腰ひもを通し、うしろでクロスさせて前で結ぶときはバストの下位置にするとより安心。

 

8:ゴムベルトで長襦袢をしっかり締めて、長襦袢の着付けは完了。注意事項として、腰ひもを複数本使用するときは、1本めは右、2本めは左など結び目をずらすようにする。結び目が同じ場所に重なると、あとから痛くなる。